ちゃーちゃんがまた遊んでる

レシピの覚え書きと子供の成長記録ブログです。アイコンは子供作の練り切りです。

緑菴さんの麩焼きせんべい「みどり」

麩焼きせんべい。噛めば軽やかで、口に入ればふわっと儚くとけるお菓子。
小ぶりで、向こうが透けて見えそうな繊細な形も可愛い。
御池煎餅の亀屋良永さんはじめ作っておいでの和菓子屋さんはいくつかあるけれど、我が家が好きなのは銀閣寺や哲学の道も近い鹿ケ谷通りにお店を構える「緑菴」さんの「みどり」

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末富さんで修行されたご主人が37年前からやっておいでの緑菴さん。
おうちのような建物、床の間を思わせるガラス窓にお花が生けてある、控えめな看板と暖簾が出ている、という侘びた、ひょっとしたら気づかれないような佇まいにもかかわらず、その味の良さで有名店(ご近所さん談)。お茶会やお寺さんからの注文も多いよう。

毎日5種類ほど出る生菓子はぽってりとやや大ぶりで自然な色合い。餅、薯蕷、練り切り、村雨、葛、寒天…と季節でものを変えながら色々な食感のものが揃い、いただけばきれいな甘みとともに小豆やお米、薯蕷饅頭ならお芋の味が優しく伝わります。
飲めるほど滑らかなきんとんは、絶対に買うし取り合いもしくはわけっこになるほどの我が家の好物です。

11月の生菓子。この他には亥の子餅がありました。
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お干菓子もとてもいいです。夫は末富さんでいうところの「薄紅」型のおせんべい、おぼろ種に黄色く透ける生姜蜜を挟んだものがスパイシーでとても好きとのこと。私は今これを、写真を撮った後のみどりに続き、紅葉の州浜を食べつつ書いています。まろやかで美味しい。

さて今日取り上げる麩焼きせんべいのみどりは2枚ずつの個包装で、繊細なお煎餅を湿気ることなくいただけます。
そしてその2枚、お煎餅同様口どけのいいすり蜜がかかっているのですが、うち1枚がほんのりとしたお醤油味、1枚は濃い抹茶味になっています。違う味のセットというのは楽しいもので、長男はよく食べる前に2枚を真剣に見比べています。
私はより淡い味のお醤油が先、香りの余韻が続く抹茶が後。
あわせる飲み物はお抹茶でも紅茶でも、案外牛乳も美味しいんですよね。長男はいつも牛乳。

銀閣寺や法然院哲学の道あたりに行かれる方はぜひのぞいてみてください。買いやすい焼き菓子の小さな包装や各種詰め合わせもありますし、みどりも好きな数をお願いできます。
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www.ryokuan-kyoto.com

京都市左京区浄土寺下南田町126-6
075-751-7126
第2、4水曜日(祝日除く)
地方発送あり

最近の息子たち:
特に変わりなく、忙しく動いている。