ちゃーちゃんがまた遊んでる

レシピの覚え書きと子供の成長記録ブログです。アイコンは子供作の練り切りです。

高橋の酒まんじゅう

押しも押されもせぬ名店なので、今更何を書くのかというところですが、好きなので書かせて。

荻窪駅からホルモン焼き屋ラーメン、餃子の店を横目に5分ほど歩いたところで、酒まんじゅうのみを作っておいでのお店。「高橋の酒まんじゅう」という看板とのれんが目印。
2,3人も入ればいっぱいになるような店内に入ると、品良く、フレンドリーな店員さんに迎えられます。カウンターには酒まんじゅうのパックがいくつか。ひとつ100円(+税)で、ひとつから購入でき、5個、10個のパック、または贈答用の包みの用意もあります。

先日久しぶりに買いに行ってみました。

受け取ったおまんじゅうのパックがほんのりあったかくて、電車待ちをしながらひとつ。半分に割ったところ。

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小ぶりでぺたんとした形。皮から遠くに酸味を感じるような吟醸香が漂います。酒粕を練りこんだのではなく、米麹から醸された香り。中からは薄紫色の甘さをおさえたこし餡が流れ出ます。
酒まんじゅうは上生菓子にカテゴライズされるような薯蕷饅頭からすると、どちらかというと大福に近いような、素朴なおまんじゅうだと思ってきたのですが、このおまんじゅうの餡ったら。茶席の裏で主菓子を作る感じの和菓子屋さんがきんとんに使うような、よく晒されてサラサラの、きれいな餡。
ここの、軽やかな吟醸香をまとうしっとりとした皮も十分そうだと言えるのですが、この餡がおまんじゅうをさらに一段繊細なものに仕上げていると思います。

長男など初めて見たときは「え、つぶれてるよ」などとあまり食指が動かぬ風だったのが、「いいから食べてみ」と食べさせたら、(*゚∀゚*)←こんなんなって、(=´∀`)人(´∀`=)←こんなんなりましたわ。

食べきれない分は早めに冷凍するのがお店のおすすめ。自然解凍か、ワット数低めのレンジに何度もひっくり返しながらかけて解凍したす。なお、冷めるとふかしたてにふと感じた酸味はなくなります。餡の水分は落ち着きますが、全体のみずみずしい印象は変わりません。天ぷらにしてもとしおりに書いてあり、それはまた衣の中に閉じ込められた香りが美味しかろうと思います。

なお、高橋さん、次から次へとお客さんがいらして売り切れ次第の店じまいとなるため、午前中にのぞいてみるか、電話で予約をするのがいいかもしれません。「高橋でございます」から始まる、お店での接客同様の品良く優しい電話応対に、受け取りに行く道程も楽しくなるんですよね。遠方向けには発送もしておられます。

ちなみに本当に軽やかなお味で前述の通り冷凍に耐え得るおまんじゅうですので、そんなに簡単には買いすぎになりません。我が家、先日20個書いましたが足りません。

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最近の息子たち:

風邪も引かず違う好みの食事をそれぞれよく食べ、元気です。

ご近所のお友達から室内用滑り台を譲ってもらい、2人でワイワイと滑り台遊びをしていて、寒い中あまりお出かけせずに済んでいるのがありがたい。次男はまだ自力で座って滑れず、よく腹這いで滑り落ちてますが楽しそう。